2017年07月 / 06月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫08月







                                   2011.03.10 (Thu)

在校生 送辞 

20110310卒業式 052 三年生のみなさん,ご卒業おめでとうございます。

 今日,神石中学校を巣立っていかれるみなさんを前にして,僕の脳裏には,みなさんと過ごした日々がよみがえっています。

 僕たちが入学した時,先輩方は神石中学校の校風六訓やルールを分かりやすく丁寧に教えてくださいました。また,様々な学校行事を通して中学校生活の楽しさも教えて下さいました。

 先輩方と過ごした時間は保育所,小学校からで,もっと長いはずなのに,この中学校での生活は最も強い思い出となっています。特に,部活動での思い出は昨日のことのように覚えています。

 苦しかった冬のトレーニング。先輩方が先生から出された厳しいノルマに向かって頑張っている姿を見ていると,足が痛くても疲れていても何だか元気がわいてきて,僕も頑張ろうと思えました。先輩方と一緒にいると,苦しい練習も楽に感じられました。

 そんな苦しいトレーニングにも増して,厳しい練習をした夏。先輩方と練習した夏は,暑くてとても大変でした。グラウンドに容赦なく照りつける太陽。歩く力もなくなるほどの厳しいノック。汗で前が見えなくなるほどのランニング。しかし,先輩方は暑さも苦しさも吹き飛ばすような大きな声で僕たちを励まし,引っ張ってくださいました。先輩方と一緒に野球ができたことは僕の一生の思い出です。ただ一つ,後悔しているのは先輩方と臨んだ最後の試合です。僕のエラーで負けてしまった悔しさは今も忘れられません。でも,そんな僕に三年生全員が「気にするな」と言ってくださいましたね。僕の悔しさ,申し訳なさが消えたわけではありませんが,苦しかった心が少しだけ軽くなり,今度は僕が,先輩方のようになりたい。そう思いました。

 三年生のみなさん,今の僕たちをみて,心配されることがあるかもしれませんが,どうか安心して下さい。

僕には,目標とする先輩がいます。それは,前生徒会長であり,野球部キャプテンを務められた福田先輩です。野球部での福田先輩はとても真面目ですが面白くて,後輩の僕たちにも,いつも優しく接して下さいました。また,生徒会長としてもみんなを上手にリードしておられました。

 今の僕は福田先輩ほど真面目ではないし,リーダーシップもないかもしれません。でも,今,僕は,福田先輩のように優しく強い先輩になりたいと思っています。

 僕たちは先輩方が受け継いでこられた校風六訓,あの自信に満ちた歌声,すがすがしい大きな声での挨拶を引き継いで,次の後輩へとバトンを渡します。

 三年生のみなさん,どうかそれぞれの場所で,僕たちの成長を温かく見守っていてください。そして,十五人それぞれの色に輝いてください。

 僕たちは,先輩方の後輩であったことを誇りに思います。


    平成二十三年三月十日
             生徒代表 田邊

EDIT  |  12:18  |  出来事  |  Top↑